糖尿病、高血圧症、高脂血症と診断され、生活習慣(食事・運動)を変えたい方へ!
- 仕事が大変で、月に何回も通院できない方
- 食事・栄養の専門家管理栄養士からのアドバイスを受けて
- 合併症のリスクを減らしたい方
- 出来れば薬の量・回数を減らしたい方
生活習慣病(糖尿病・高血圧症・高脂血症・肥満)の皆様へ
生活習慣病の患者様には生活習慣病改善から始める事をお勧めしています。
- 生活習慣病は生活習慣改善から -
原クリニックでは、生活習慣病(糖尿病、高脂血症、高血圧症、肥満)患者の皆様へ、生活改善を指導する為の食生活改善サービス「げんき!食卓 pro」を導入しております。生活習慣病の改善は、その原因である生活習慣(食事、運動)を見直しながら、必要性に応じ薬物治療を行うことです。
- 簡単なデジカメ撮影で食習慣の改善 -
日頃の食事をデジカメで撮影し、クリニックに提出していただくだけでOKです。デジカメの内容を確認することで、食事栄養価等のチェックを行います。その栄養分析結果をもとに、食習慣の改善点が記載されている指導書を作成します。
その指導書をご覧いただきながら、食事のアドバイスを致します。
日頃の食事をデジカメで撮影していただくだけですので、患者様には簡単で確実だと好評を得ております。
食事指導の内容は、管理栄養士がサポートしておりますので、クリニックで専門的な栄養指導が受けられます。
先ず、食事のチェックから
- 肥満傾向の解消は食事チェック -
生活習慣病の患者様は、適正体重(BMI=23程度)を目標にして肥満を解消することが大切です。その為には、日頃の食事チェックを初めに行う事をお勧めしております。
肥満解消のためには、「食べるエネルギー量を減らす」又は「運動をして消費するエネルギー量を増やす」という二通りの方法が考えられます。原クリニックでは、食べすぎのエネルギーを運動を増やす事で解消するような指導は患者様に負担が大きいと考えています。
- 100kcalの食べ物を減らす事と運動で消費する事の違い -
100kcal食べるのを減らすのと、100kcal運動して消費するのでは食べるのを減らす方が容易なケースが多くあります。
- チーズケーキやショートケーキをプリンに代えると100kcal程度減らせます。
- 更に、チーズケーキをコーヒーゼリーに代えると200kcal程度減らす事が出来ます。
- チーズケーキ、ショートケーキ等の大きさ、材料などによって多少値の変化は有ります。
- 運動で100kcal程度消費(50kgの女性/18~29歳の平均体重)するためには、スイミング(クロール)6分、ゆっくりの自転車46分程度必要です。
参考図書:「ダイエット 成功する人失敗する人140人の体験」 女子栄養大出版
以上の事より、肥満解消の第一歩として、食べすぎを解消する事をお勧めします。
食事改善は家族の協力も重要
- 食事改善は、食事の準備段階から始まります -
生活習慣病の患者様が自ら食事を準備されることもあると思いますが、ご家族が食事を準備され、患者様はその食事を食べるケースが多いと思います。どの程度の量の食材(魚、肉、野菜等)を、どのような調理方法(揚げる、炒める、焼く等)で食べるのかを決める時から食事改善が始まると考えています。 同じ量の食材でも、食材の種類・量・その調理方法でもエネルギー、栄養価が変わるからです。
- 指導書はご家族にもご覧いただきましょう -
患者様に御指導させていただくときには、患者様の食事を準備される御家族にも指導内容が分かるように、患者様に適切なメニュー、調理方法が記載された指導書をお渡しします。その指導書をより有効に利用していただく為に、指導書を持ち帰り、食事を準備されるご家族にお渡しいただいた上で御協力していただくようお願いします。
又、患者様と御家族の皆様が同じ食事をされる場合等は指導書に記載されます食材の量と種類のバランス、調理方法、お勧めするメニュー等は御家族皆様の健康の為に参考になります。
患者様の負担にならない食事改善の指導を
- 食事改善を食習慣改善へ -
今まで何年、何十年も慣れ親しんできた“今までの食事”である食習慣を急にガラッと全面的に変える事は患者様にとって大変です。原クリニックで行う食事指導は、“今までの食事”を全部変えるような指導は致しません。何故なら、患者様の負担が大変で食事改善を続けることが困難になる危険性を含んでいるからです。 短期間の食事が改善したとしても、時間が経って食事が元に戻ってしまった場合、リバウンドを伴った事例が多く見られます。
- 今までの食事のちょっとした勘違いの改善から -
今までの食事指導の経験上、患者様の食事に対するちょっとした勘違いを直す「少しの改善」で食事がかなり良くなることを経験しております。患者様の食事改善がし易い、その「ちょっとした勘違い」を確実に簡単にチェックするために、患者様の食事写真が役に立ちます。その食事写真を使って分かり易くご指導するよう努めております。
- 継続的な食事指導を -
患者様の食事を分析した上で改善すべき項目を、「食事改善後に効果が出やすい」「患者様が実行し易い」項目に絞って指導します。
一回の指導の内容が実行出来ましたら、再度その食事を分析、指導させていただくとより食事改善が進みます。継続的(1年間に数回程度)な食事チェック、指導を受けられる事をお勧めします。
当クリニックで申し込みをお願いします。
- 当クリニックでお渡しするデジカメで食事写真を撮影し、ご持参ください。 -
- 管理栄養士があなたの食事写真を分析し、アドバイスを致します。
- 分析結果やアドバイスが記載されている指導書をもとに、当クリニックで食事指導をいたします。
患者様が実際に召し上がった食事を、専門家である管理栄養士が実際に見て分析する事が大切です。
- ちょっとした食事の勘違いを直すだけで、病態が良くなることがあります。
- 多くの患者様の食事を見てきた専門家である管理栄養士が、的確にバランスの良い食事へと導いてくれます。
糖尿病の方の食事の ポイント |
高血圧の方の食事の ポイント |
高脂血症の方の食事の ポイント |
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等質中心(丼ご飯・コーン・かぼちゃ)の献立にならないように注意! 野菜を増やしてバランスよく! |
高血圧の改善には減塩が大切! 塩分は1日6g以下が目標です。 |
食事の基本は脂肪の量を減らし適正エネルギーの摂取! |
Q&A 患者様より受けることが多い質問とその回答例を記載します。
- Q:
- 食事指導による生活習慣改善だけで病状改善が期待できますか。
- A:
- 食事療法だけでも効果は期待できますが、生活習慣改善という点においては、食事療法、運動療法、喫煙習慣改善などを平行して行なうことが病状改善の近道となります。
- Q:
- デジタルカメラを持っておらず、使用したこともないのですが、食事指導サービスを受けることは可能ですか。
- A:
- デジタルカメラだけでなく、100万画素以上の携帯電話カメラでも撮影は可能です。また、デジタルカメラを貸すことも可能ですので、クリニックにご相談ください。デジタルカメラのご使用は電源とシャッターの2箇所の操作のみですので簡単に撮影できます。デジタルカメラを使用したことのない方でもご安心して食事指導をお受けください。
- Q:
- 食事写真をとり忘れてしまった場合はどうしたらよいのでしょうか。
- A:
- お渡しした書類の中の食事メモに食事の記録を記入しクリニックにご提出ください。
- Q:
- 食事写真だけで栄養分析ができるのですか。
- A:
- 食事写真より栄養分析を行なうよう訓練された管理栄養士が栄養分析を行ないます。
- Q:
- 食事写真撮影の際、困ったことがあった場合はどちらかにご相談できますか。
- A:
- 食事写真撮影による食指導をお受けいただく方のご質問にお答えできるよう、ヘルプデスクを設置しております。お気軽にご連絡ください。
- Q:
- 3日分の食事写真が必要とのことですが、1日目の夕食から食事写真をとり始めました。その場合は4日目の昼食まで撮影すればよろしいですか。
- A:
- 申し訳ございませんが、コンピューターのシステム上3日分の食事写真しか入力ができません。よってこの場合は2日目の朝食から4日目の夕食までを撮影し提出してください。
- Q:
- 連続した3日間の写真が必要ですか?
- A:
- 出来れば3日間連続の写真が理想的ですが、ご無理なようであれば1週間の都合の良い日の3日間の食事を撮影していただく事で結構です。